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「Vol.9 メッシュの再分割 その1」の最後に書きましたが、部分的にメッシュの再分割を行った場合、それだけでは計算はできません。元からある粗い部分との接続を行うメッシュを作成する必要があります。midas GTSのメッシュ再分割機能には、このような「インターフェース」的なメッシュを作成する機能も豊富に持っています。下記の○で囲った部分がそれを行うパターンです。
① 「Vol.9 メッシュの再分割 その1」で下記の部分の再分割を行いましたが、粗い部分との接続が不完全でこのままでは計算できません。
②そこで、例えば下記の三角形要素を作成する機能を境目となる要素に使用します。下記のパターンを選択し、要素および底辺となる線を定義する節点を指定します。
③3角形要素が作成されました。これで計算を行うことができます。
④片側を4角形としたい場合は、下記のパターンを利用します。この方法でも計算可能なメッシュとなります。
⑤ 「Vol.9 メッシュの再分割 その1」では、⑨で下記の再分割の例もご紹介しました。これもこのままでは計算できません。粗い部分とのインターフェースを、下部と左右に作成する必要があります(赤い部分)。
⑥4角形の部分は下記のパターンを使用します。要素および底辺部の節点を指定し、再分割を行います。
⑦再分割ができました。次いで他の部分も同じパターンを使用します。
⑧4角形部分の「インターフェース部」が完了しました。
⑨3角形の部分は、下記のパターンを使用します。これも、要素および底辺となる線を定義する節点を指定します。
⑩3角形の分割できました。これで計算が可能となります。