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ソリッドとシェルの同じメッシュが並んでいます。これはソリッドからシェルを「抽出」して作成したものです。midas GTSには1つのメッシュの全部あるいは一部を抽出し、3Dから2D、1Dのメッシュを作成する機能があります。トンネル解析の際、地盤のメッシュから吹付コンクリートや支保工のデータを作成する際などに大変便利です。勿論2Dから1Dの抽出も可能です。
①円筒のソリッドからシェルを抽出する例です。モデル→要素→要素の抽出を選択します。
②いくつかの選択方法がありますが、「節点から」の例を示します。
③「フリーフェイスから2D要素にチェック」を入れ、節点および基準要素を選択します。
④適用をクリックにより、シェル要素が作成できます。
⑤全部を選択したので、ソリッドの表面をそっくり抜き出したシェルが出来上がりました。不要な部分は要素の削除により調整します。
⑥トンネルの吹付コンクリートの場合の抽出例です。
⑦1D要素を作成する場合、「フリーエッジから1D要素にチェック」を使用し、同様に節点および基準要素を選択します。元になるメッシュは2D、3Dどちらでもかまいません。
⑧1D要素が作成されました。
⑨操作を繰り返し、必要な数だけ抽出を行います。等間隔であれば、モデル→トランスフォーム→並進により作成することもできます。