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機能紹介21:線部材に使用する「断面テンプレート」

GTS Tips 2013.06.03
 地盤解析では地盤だけでなく、梁やトラスのような「線部材」もよくモデルに含まれます。これにはほとんどの場合製品として市販されているH型鋼、鋼矢板、鋼管矢板などが使用されます。構造解析や土留計算などのソフトウェアには、鋼材テーブルを持っているものが多いのですが、midas GTSはこれがありません。しかし、「断面テンプレート」という機能を使えば、簡単に部材性能を作成できます。  モデル → プロパティー → 特性 から作成をクリックします。線要素タブの中の「トラス/ロックボルト」および「梁要素/非線形梁要素」の中に断面テンプレートがあります。  断面テンプレートにチェックを入れると、下記の画面が表示されます。8種類の断面形状に対応します。
 例えば、H-断面を選択すると下記の入力画面が表示されます。H-300x300x10x15に相当する数値を入力しました。
 部材性能が計算されます。
 鋼管矢板の場合はパイプ断面を選択します。
 特殊な形状の場合は数値の設定により、いろいろな形状を表現できます。
 下記はT-断面を使用した場合です。
 ボックス断面を使用した場合です。
 溝型断面を使用した場合です。
 計算された断面2次モーメントなどを微修正したい場合、上書きすることもできます。
 オフセットの指定も可能です。
 オフセットは上下左右あり、下記の9点が選択できます。デフォルト値は上下左右とも中央です。

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