この白いものはなんでしょう。雪のように見えます。まさか新緑を背景に雪？

 池に浮かぶカルガモの周りにも白い浮遊物。真冬のシーンのようです。
 実はこれ、アカメヤナギ（赤芽柳）という木の綿毛です。タンポポの綿毛のようなもので、このアカメヤナギも種を綿毛に包んで飛ばすのです。
 但し、飛ばす綿毛の量が半端でなく、また観測定点は地形上吹き溜まりになっているのか、毎年この時期にはまるで雪のように降り注ぎます。

 木の枝には下のような形で付いています。

 綿毛を拡大するとこれです。ゴマのような物が種です。大きさはわずか2～3㎜。この綿毛そのものあるいは綿毛が飛んで漂っていることを｢柳絮(りゅうじょ)｣と言います。

 

 

（K.B）