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梅雨は俺の出番 カタツムリ

歳時記 2021.07.01

 梅雨にふさわしいイキモノは?

 

 植物ではアジサイを上げる方が多いと思います。では動物では?私の独断と偏見ではカタツムリです。
 カタツムリは陸上で生息していますが立派な「貝」なのです。尚、貝殻をもっていませんがナメクジも貝に含まれます。

 

 最初はキセルガイ(正式種名はナミコギセル)です。尖っていてカタツムリのイメージとは違うかも知れませんが、これも陸上の貝です。掲載にあたり調査してみましたが、観測定点では倒木の表面などで結構姿を確認できました。ところが、環境省レッドリストでは「絶滅の恐れがある地域個体群(LP)」に分類されており、観測定点は貴重な生息地の可能性があり、今後も保護に留意します。

 

 

 次はヒダリマキマイマイです。これも結構姿を見せてくれます。実は巻貝で左巻きというのは世界的にも珍しいのです。左右の判定は貝のとがった部分を上にして口が見えるように置いた時、口が右に来るのが右巻き、左が左巻きです。サザエとかエスカルゴを食べた時、殻をテーブルに置いてみてください。口は右側に来ます。

 

 

 掲載にあたり、過去に撮影したカタツムリの写真も調べたのですが、殆どがこのヒダリマキでした。日本のカタツムリは、これ以外は全部右巻きなのですが、彼らはもうここにはいないのか?1枚だけ2000年頃の写真に右巻きがありました。ミスジマイマイと思われます。

 

 

(K.B)

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