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マガモの新年用正装

歳時記 2020.12.25

マガモのオスが新年を迎える姿です(写真上)。

マガモは秋にシベリア等から飛来しますが、この時点ではオスもメスも同じような全身ほとんど褐色(写真下)。それが、年末が近づくに連れオスは羽が生え換わり、どんどん鮮やかな姿に変身していき、真冬には見違えるようになります。新年のための正装と言いたいですが、これは繁殖羽(婚姻羽)と言ってメスにアピールする姿なのです。ちなみに、メスは変身せずに、地味な褐色のままです。

クジャクのオスは、羽の目玉模様の数が多い程イケメンでモテると言われますが(異論もあり)、マガモのイケメンの基準はどこでしょうか? やはり頭から首にかけての鮮やかな緑がポイントのようですが、白い首輪あるいはチョコレート色の胸かも。写真の彼が福山雅治レベルか、気の毒にも筆者程度なのかはマガモでない私には分かりません。 カップルになると、春に日本を飛び立って故郷に戻り、そこで産卵・子育てをしますので、カルガモのように赤ちゃんの写真は撮れません。

(K.B)

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