マニアにしか通じないですが大発見!
歳時記 2026.09.30今月はマニアックなお話になります。
観測定点で大発見がありました。下のチョウは「ムシャクロツバメシジミ」といいます。7月に撮影したもので後翅のオレンジ色の点と尾状突起が特徴ですが、見かけはどうということのないシジミチョウです。しかしこれがさいたま市では初の発見なのです。
研究機関に確認をお願いしましたが、さいたま市では初と考えてよいとのことで、専門誌への掲載も決定しています。
このチョウ、本来は中国や台湾に棲息する外来種で、わが国には2013年に愛知県から侵入しました。輸入された園芸用植物に卵幼虫がついていたようです。 その後他の外来種と同様北上し、関東地方では2021年から神奈川県で定着と言われています。しかし、埼玉県では2025年上尾市で捕獲の例があるだけで、他に例はありませんでした。
外来種ですから浮かれてばかりとは行きませんが、希少種(今のところ)の発見はマニアとしては喜びです。観測定点では以前から自然保護活動をしていますが、その成果の一つと考えたいと思います。 保護活動の仲間と共に追跡調査した結果8月にも撮影できました。思ったより数はいるのかも。紫の花も美しいですが、マツバギクと思われます。
因みに外来種をいかに線引きするかですが、現在最も多く見かけるモンシロチョウも実は外来種なのです。但し入ってきたのは奈良時代、大根にくっついて来たと言われています。ムシャクロツバメシジミが今後どうなるかは、神のみぞ知ることですが。
(K.B)