CREATEC TECHNICAL BLOG クレアテック技術ブログ

戻る

機能紹介14:メッシュの「抽出」

GTS Tips 2012.11.05
 ソリッドとシェルの同じメッシュが並んでいます。これはソリッドからシェルを「抽出」して作成したものです。midas GTSには1つのメッシュの全部あるいは一部を抽出し、3Dから2D、1Dのメッシュを作成する機能があります。トンネル解析の際、地盤のメッシュから吹付コンクリートや支保工のデータを作成する際などに大変便利です。勿論2Dから1Dの抽出も可能です。 ①円筒のソリッドからシェルを抽出する例です。モデル→要素→要素の抽出を選択します。 ②いくつかの選択方法がありますが、「節点から」の例を示します。 ③「フリーフェイスから2D要素にチェック」を入れ、節点および基準要素を選択します。 ④適用をクリックにより、シェル要素が作成できます。 ⑤全部を選択したので、ソリッドの表面をそっくり抜き出したシェルが出来上がりました。不要な部分は要素の削除により調整します。
⑥トンネルの吹付コンクリートの場合の抽出例です。
⑦1D要素を作成する場合、「フリーエッジから1D要素にチェック」を使用し、同様に節点および基準要素を選択します。元になるメッシュは2D、3Dどちらでもかまいません。 ⑧1D要素が作成されました。
⑨操作を繰り返し、必要な数だけ抽出を行います。等間隔であれば、モデル→トランスフォーム→並進により作成することもできます。

構造物・地盤解析サービス

建設関連調査・分析