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midas GTS よろず相談… Vol.12

GTS Tips 2012.08.29
 今回は浸透流解析のポスト処理について説明します。下記に示す間隙水圧のコンター図の他、流量や全水頭コンター図、流速ベクトル図などが作成できます。  浸透流解析は、Stageだけでなく、その中に時間の指定があります。そのため、出力指定した時間毎の結果を図化することができます。下の表示のカッコ付の数値は時間(日)です。出力項目は節点に関するもの、要素に関するものから選択します。 ①全水頭のコンター図は、節点その他の結果→Total Headをクリックします。 ②Ctrlキーを押しながら、マウスの右ボタンで操作することにより、回転ができます。 ③浸透流解析では圧力水頭が0となる、自由水面の位置の表示を求められることがよくあります。これは間隙水圧のコンター図で、コンターの出力方法を工夫することで表示できます。プロパティウィンドウでコンター図を選択し、カラーバンド数→2(カラーバンド数は最大/最小値の設定→Falseでないと変更できません)、最大/最小値の設定→True、最大値→1.0、最小値→-1.0として、最後に「適用」クリックします。自由水面位置で色が変わる表示となります。 ④自由水面位置の表示は、「複数ステップのアイソサーフェス」とい表示機能があり、これを使う方法もあります。メインメニューの結果表示→複数ステップのアイソサーフェスを選択します。次に選択画面が表示されます。データを Pore Pressure、アイソ値を0として出力したいStageにチェックを入れます。 ⑤指定したStageでの自由水面位置が表示されました。 ⑥流量のコンター図は、Flow Rateをクリックします。 ⑦流速ベクトル図を作成するにはで囲ったアイコン(表示タイプ)によりベクトル図に切り替えます。 ⑧3D 要素のその他の結果の中の、VXYZ Center(V)をクリックします。
⑨流速ベクトル図が表示されます。 ⑩このケースは2次元的な表示の方がわかり易いため、表示を「正面」に切り替えます。
下記のような表示となります。

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