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下記に示すメッシュは、円筒形の立体に上と横から円筒形の穴をあけたメッシュです。このような特殊な形状を正確に作成しなければならない場合、「ブーリアン演算」という機能が大変役に立ちます。今回はこのような形状作成に使用する機能をご紹介いたします。
①穴をあける前の形状、抜く穴の形状を、「ソリッド」の中にある形状作成機能を利用して作成します。この場合は一番左の「シリンダー」が便利です。
②ジオメトリ→ブーリアン演算→差と指定します。
③基本シェーブを大きい円筒、ツールシェーブを横向きの円筒とし、適用をクリックします。この時ツールシェーブを削除する、しないの選択できます。
④横向きの穴が作成されます。
⑤次いで、基本シェーブを大きい円筒、ツールシェーブを縦向きの小さい円筒とします。
⑥縦向きの穴が作成されます。
⑦ここでは「差」を利用しましたが、ブーリアン演算には他に「和」および「積」があります。「和」を利用した例を下記に示します。ツールシェーブは複数選択できます。
⑧「積」を利用した例です。
⑨サーフェスを対象としたものでは「フェイスの縫合」と「サーフェスの和」があります。「フェイスの縫合」は、フェイスが接している場合に使用します。「サーフェスの和」はフェイスが重なっている場合に使用します。
⑩「フェイスの縫合」の実行結果を示します。
⑪縫合にはフェイスからソリッドを作成するオプションもあります。
⑫「サーフェスの和」の実行結果を示します。
⑬サーフェスの和を、3Dモデルで使用した例を示します。