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サトキマダラヒカゲ

歳時記 2019.08.26

サトキマダラヒカゲというチョウです。

極めて普通種で、毎年たくさん発生するのですが、今年は特に当たり年だったようで、写真のように4、5匹まとまって争うように樹液を吸う姿がよく見られます。

このチョウに大変よく似た種にヤマキマダラヒカゲというのがいます。 実は以前は同じ種とされていて、両者ともキマダラヒカゲと呼ばれていたのですが、超人的な観察力を持つ研究者が「2種類あるのでは?」と気付き、1970年に別種と認定されました。写真の種類は主に平地に、もう一つは山地に多いので、サトとヤマという命名になったそうですが、明確に棲み分けしているのでなく混在しています。

違いは上の写真で、赤丸で囲った3つの点が、直線的なのがサト、「く」の字に曲がっているのがヤマとのことですが、私は説明を見ても殆ど識別できません。混血もいるのでは、と心配になりますがその研究報告は未だのようです。

(K.B)

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