紫式部。でも源氏物語の解説ではありません。
歳時記 2023.12.04猛暑が済んだと思ったら北国では観測データに無い大雪。 「昔は夏と冬の間に秋という季節があった」と伝えらるようになる、というのもジョークでは済まない感じです。
観測定点では、現在紅葉と並んで、植物の果実が美を競っています。そので中で小粒ながら輝く2種類をご紹介します。
最初は「ムラサキシキブ」という植物。漢字は今では「紫式部」が使われていますが正確には「紫珠」らしいです。 種名の由来は諸説あって、あの牧野富太郎博士は源氏物語の作者に因んだ、と主張していますが(但し命名者は博士ではない) 江戸時代に「ムラサキシキミ」という名前が付いていて、それが訛ったという見解もあります。 名前の通り、ブドウの房のような紫色の実が大変綺麗です。
こんな株も。実はまばらのようですが、色が明るいですね。
次は「クサギ(臭木)」という名前です。星のような姿がマニアには人気があります。 派手な色は鳥を呼び寄せる武器だそうです。昔は染料として使われていました。
(K.B)