NEWS / BLOG NEWS・ブログ

戻る

温暖化。いったいどこまで進むのか!

歳時記 2022.06.30

6月から猛暑、温暖化は止まらないようです。以前は南国に生息していたチョウが、現在は関東地方で当たり前に見られるようになっており、私にとって温暖化のバロメーターとなっている「2トップ」のご紹介です。

上はナガサキアゲハと言います。我国で初めてこれを捕獲したのは、日本史にも登場するシーボルトさんで(この方は医者だけでなく生物学者でもありました)、長崎で捕獲したことでこの名前となりました。欲しいけど、西日本に行かないといない。新幹線もないので九州旅行など、殆ど海外に行くようなもので夢の夢。昆虫少年であった頃、図鑑でこのチョウを見て歯ぎしりをしていました。

下はツマグロヒョウモン。以前にもこの欄で掲載していますが、高校生の時(半世紀前ですが)私がこのチョウをさいたま市内で捕獲した際、北限が上がったと昆虫仲間から注目されました。しかし、今や北海道でも目撃されているようです。幼虫の時スミレの葉を食べるので、温暖化だけでなくパンジーなどを北国でも栽培するようになったことも北上の要因となっている、という研究報告が出ています。

それにしても生物の北上、どこまで行くのでしょう。この5年間で以前にも増して進んだように思えます。

(K.B)

構造物・地盤解析サービス

建設関連調査・分析