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スズメが30年間で2/3に減った!

歳時記 2021.12.23
環境省は昨年10月に国内の鳥類の分布調査結果を発表しました。それによると1990年代の前回調査と比べてスズメの個体数が約3万羽から2万羽に減少したそうです。30年間で2/3に減少とは恐ろしい数値です。当たり前にいる鳥なので注意していなかったのですが、そういわれてみれば減っているようです。下の写真は観測定点で2001年に撮影したのものです。群れを成していますが、こんなシーンの撮影は難しくなるかもしれません。 また、12月には世界のトンボ6,016種のうち16%が絶滅リスクにあるというニュースがありました。下の写真はチョウトンボと言います。トンボとは思えないチョウのようなプロポーションが特徴で、定点ではまだ姿が見られますが、関東地方では東京、神奈川、千葉で絶滅危惧種となっています。 9月にギンヤンマのことを書きましたが、その中で我国最大のトンボ、オニヤンマの撮影はそれ程難しくないと書きました。それは存在していることが前提です。まだ絶滅危惧種にはなっていないようですが、昨年はオニヤンマの飛翔する姿を見たか、と振り返ると極めて朧げです。 このような状況を踏まえ、年頭にあたり、微力ですが自然保護に携わっている者として、自分に何ができるかを見直そうと思います。
(K.B)

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