ヤツデ(八手)。葉の形は構造解析が必要? 歳時記 2021.11.30 上はヤツデの花です。開化は11月から12月で、他の花が終わる頃咲きます。可愛いという方もいますが、私は季節外れということもあり、何か不気味な地球外生命体のような感じがします。ヤツデの種は鳥の糞に混じりばら撒かれるため、観測定点の森でもたくさん生えています。常緑樹で日陰を作ってしまい、背の低いスミレなどの成長に影響するので時々抜き取りますが、根がしっかりしていてかなりの重労働です。 ヤツデの名は葉が手のひらのような形をしているのに由来しており、漢字で「八手」と書きますが、観察の結果、八手というくせに葉が8つに分かれているのは見当たらず、7分割と9分割を確認できました。葉脈の数を見ると分かりやすいと思います(下の写真参照)。 そういえばカナダの国旗のカエデは3分割の先がまた3分割、モミジも7,9分割が多いようです。幸せを呼ぶ4つ葉のクローバーも実は奇形で、3つ葉が普通、要する皆「奇数」なのです。何故偶数ではないのか? 強度の問題かなと思っていますが、構造計算の専門家の皆さんのご意見を聞きたいです。 (K.B) 前の記事 戻る 次の記事