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赤とんぼの翅を取ったら?

歳時記 2020.09.28

松尾芭蕉は弟子の「赤とんぼ 翅を取ったら 唐辛子」という句を、翅を取るのは可愛そうだから「唐辛子 翅を付けたら 赤とんぼ」に訂正させたという話があります。本当に芭蕉の話?1970年代の某フォークデュオの曲の話では、と思いましたが、全国紙の大新聞に掲載された記事だそうです。 実際の所、赤とんぼはオレンジ色に近い物が多いのですが、唐辛子のように赤い種類(あるいは時期)もあり、その写真を集めました。 最初はコノシメトンボと言います。翅の先が茶色いのが特徴です。千葉や茨城では絶滅危惧種、幸い埼玉では危機を脱して復活傾向でやっと撮影に成功しました。次は逆に翅の付根が薄い茶色ですが、ショウジョウトンボという種類です。次いでナツアカネと思われますが、これだけ赤いのは珍しいです。最後はアキアカネで、これは体の下側はオレンジです。赤トンボは初冬まで発生しますので、まだまだ夕焼け小焼けの中の飛翔を楽しませてください。

(K.B)

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