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クレアテック技術ブログ
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midas GTSには、1次元から2次元あるいは2次元から3次元などメッシュの拡張機能があります。メニューでは「押出しメッシュ」という表示になっており、いろいろな方法を備えていますが、代表的なものは下記のように水平あるいは鉛直方向に押出す方法です。押出しは等分だけでなく、非均一オフセットも可能です。
処理は、「メッシュ」→「押出しメッシュ」→「押出し」により、下記の画面が表示されるので「2D→3D」のシートから要素選択、押出しの方向を指定、非均一を選定し、オフセットに5@2, 5@5, 5@2と入力します。
「押出し」には「2D→3D」の他、「1D→2D」、「エッジ→2D」、「EEdge→2D」、「EFace→3D」という方法があります。
「エッジ→2D」は下記のようにメッシュ作成前に作成したエッジが対象になります。
これに対して「EEdge→2D」は、作成されたメッシュごとのエッジが対象になり、メッシュの一部のみの選択が可能になります。
「EFace→3D」は「EEdge→2D」の3D版という感じで、下記のように長方形に囲んだ部分を指定して押出しができます。
これを使用することで、下記のような中空の要素の作成ができます。
「押出しメッシュ」には、「押出し」以外に「回転押出し」、「スイープ」、「投影」、「オフセット」、「埋め」という方法があります。よく利用されるのは「回転押出し」です。使用例を下記に示します。
2D→3D
1D→2D
エッジ→2D
「投影」も、地表面のX,Y,Zの情報が得られる場合は大変便利です。
「2D→3D」により、地表面から立体のメッシュに拡張できます。
「エッジ→2D」により、下記のようなメッシュの作成ができます。
この押出し機能は、メッシュだけでなくメッシュ作成前のサーフェスやソリッドでも可能です。