オオスズメバチ
歳時記 2020.01.28オオスズメバチです。
夏に撮影したのを今頃掲載か?と思われるかも知れませんが撮影は今年1月なのです。暖冬とはいえ、この真冬に生きているのです。
実はこれは女王蜂で、大きい物では体長は5㎝以上になり、我国のハチとしては最大でさすがの貫録です。
発生は昨年秋で、オスや働き蜂は昨年のうち死んでしまうのですが、女王様は成虫で越冬するのです。倒木などに穴を作ってその密室の中で1人冬を過ごします。写真右に穴が半分見えています(尚、この撮影の際は特別にお出ましをお願いしております)。
そして、春に穴から出て産卵するのですが、その為には交尾が必要です。しかし、春に伴侶を探しても相手はいません。交尾は昨年のうちにすませているのです。やはり自然のメカニズムは良くできています。
(K.B)