電卓の進化?にビックリ
技術屋のひとり言 2021.10.01現在私は、関数電卓2台(会社用と自宅用)、実務電卓1台、実務電卓小型版1台を所有しています。スマホの無料関数電卓ソフトも含めると計5台(写真-1)です。
しかしながら最近は、PCに電卓ソフトがついていること、写真-1右端のように、スマホでも無料の関数電卓ソフトがあることなどから、技術屋さんは関数電卓の使用頻度が少なくなってきているのではないでしょうか?
関数電卓は私の場合、宝の持ち腐れで、ルート、べき乗、sin、cos、tanおよび四則演算くらいしか使いません。
私が「実務電卓」を所有しているのは、とある場所で関数電卓の使用が禁止されていたからです。詳しくは機会があったら説明させていただきたいと思います。
実務電卓は、経理関係の仕事をしている方ならおなじみだと思います。私は今まで使ったことがなかったのですが、使ってみるとかなり便利です。
何が便利かといいますと、大きな数値を入力した際、3桁区切りの“,”が表示されることです。私が所有している関数電卓の場合、「設定」で表示することが可能になりますが、入力中の数値には表示されず、結果のみ表示されるようになっています。関数電卓の場合、入力中の数値にゼロが続く場合には気を使います(スマホ用の関数電卓は入力値も桁区切りされています)。
実務電卓の場合、入力中の数値も結果の数値も桁区切りは表示されますが、おもしろいことに、写真-2のとおり、桁区切りのマークが数字の上の方に表示されます。当社の経理担当者に聞いたところ、「小数点と区別するためでは?」とのことでした。
押す回数が少なくなるので「00」ボタンも便利です。
また、「2×2=4」の計算の際、「2×=」と押すと「4」と表示されます。さらに「=」を押すと「8」が表示され、「=」の回数により2nが簡単に計算できます。
ちなみに経理関係の方々は、ブラインドタッチは当たり前のようで、左手ブラインドタッチにより右手にペンなどをもって仕事をする超職人技の持ち主もたくさんいるようでビックリです。
電卓メーカーのホームページを見ると、関数電卓や実務電卓のほかに、金融電卓、薬剤師さん・看護師さん・栄養士さんなどの専用計算電卓、プレミアム電卓ほかさまざまな電卓があるのにこれまたビックリしました。
金融電卓は、元利均等方式に加えて元金均等方式に対応するなど、多彩なローン計算ができ、繰り上げ返済計算機能もありビックリです。住宅ローンでお悩みの方やローンでだまされないようにするのにも便利かもしれません。また、定期預金の利息計算、外貨預金時の円を外貨に換算する(TTS=Telegraphic Transfer Selling rate)、外貨を円に換算する(TTB=Telegraphic Transfer Buying rate)「外貨預金計算」が可能なのもビックリです。資産運用にとても便利そうです。
調べきれていませんが、年利○%で△△年後の終価係数、現価係数、年金終価係数、年金現価係数、資本回収係数、減債基金係数もパッと出るものがあるのかもしれません。
いまはやりの(?)デジタルの発達により、世の中とても便利な時代ではありますが、電卓についてあまり深入りすると、家の中が電卓だらけになってしまいそうなのでこの辺で打ち止めとさせていただきます。