ホタル幼虫放流
歳時記 2020.04.03上の写真、少々気味悪いですがホタル(ヘイケボタル)の幼虫です。
観測定点の森では、夏にホタルが見られます。1960年代の高度成長に伴い、一時姿が消えていたのですが、1993年から水路の整備を行い、2000年に復活に成功、現在まで発生が継続しています。ただし、最近数が減ってきたため、毎年ホタル育成の名人から幼虫を分けてもらっています。
ホタルは幼虫時代は水中で生活し、タニシなどを食べて育ちます。
そして4月中旬頃水路の土手に上がり、土の中にもぐってサナギになりますが、このタイミングが文字通り死活問題なのです。
そのため放流は早春に行う必要があるのです(写真中)。
今年はエサのタニシが大量発生しているので、夏には下の写真のように乱舞する姿を期待しています。
(K.B)