ウラギンシジミ
歳時記 2019.01.31ウラギンシジミというチョウです(上の写真)。
チョウは10%程度が成虫で越冬します。このチョウもその一種なので遭遇すること自体に不思議はないのですが、越冬中は常緑樹の葉の陰などに身を潜めているためなかなか見つかりません。長年昆虫観察してきましたが、この時期のシャッターチャンスは初めてで、少し感動しました。
この付近は常緑樹がたくさんあって、いつもは繁みのどこかに潜んでいると思われますが、風であおられたのか地面におりたようです。発見場所は 赤丸 の所です(下の写真)。
写真はメスですが、越冬するのはメスのみという見解が多いようです。春には産卵するのですが、交尾は昨年中に済ませており、役割を終えたオスは越冬する必要が無いという説明です。しかし、僅かながら越冬するオスもいるという報告があります。残念ながら「出逢い」が無かった連中が執念で越冬、春のワンチャンスに賭けようということなら応援したいですね。
(K.B)