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最小回転半径で駐車

技術屋のひとり言 2018.08.29

 昨年の6月から36歳にしてようやく教習所通いを始め、今年の3月についに普通自動車の免許(AT限定)を取得することができました。そして、軽自動車を購入し、運転を始めたのですが初心者のため駐車がなかなかうまく行きません。

 そこで、簡単な計算と作図から、どこでハンドルを切ればいいのかを考えてみました。なお、駐車方法は、斜めにバックされる方も多いのですが、感覚的になり難しいため、直角バックにより駐車するものとします。

 計算にはクルマの寸法と最小回転半径というのがパラメータとして必要になります。これらの数値はメーカーサイトのカタログのものを使用します。

1.最小回転半径
 まずは最小回転半径について簡単に説明しますと、目一杯にハンドルを切った状態で低速で走行した際、外側の前輪が後輪の直線上にある点を中心として描く円の半径を指します。これを実際に私の使用しているクルマの数値から作図してみます。ここで、後輪の内側の車体が最も中心に近いため、この点が描く円の内側にはぶつからないことになります。

 
  • 車幅:1475mm
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  • 前後輪軸距:2520mm
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  • 左右輪軸距:1305mm
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  • 最小回転半径:4500mm
  • 2.障害物にぶつからないよう駐車する
     障害物は普通乗用車と考え、間を1m開けて駐車することを目標とします。

     ここで、先程の最小回転半径で90度曲がった場合、ぶつからない範囲に障害物を少し余裕代を持たせて置いてみます。また、運転手は前後輪の中心位置にいるとします。

     図より、1m程度の間隔を開けて駐車するには障害物より約90cm(図では884mm)離れてアプローチし、かつ隣のクルマ(障害物)の角から運転手自身が90cm(図では908mm)程前に進んだ位置からハンドルを目一杯切りバックをすれば良さそうです。実際にはミラーや目視などでの視認がしづらい条件ではありますし、停止した状態からハンドルを切りますとタイヤには良くないかもしれませんが。。。

     また、注意点としましては最小回転半径などの条件はクルマごとに異なりますし、タイヤのすり減り度合いや整備状態にも影響は受けますので、あくまで目安程度に実際の運転を行います。実際に行ってみたところ、目安位置よりも少し前からハンドルを切り始めないと右側に寄ってしまうことがありました。目測が間違えているのか、開始時に角度がついてしまっているのかもしれません。ですので、微調整しながらの駐車で日々練習となっています。

    (友)

    構造物・地盤解析サービス

    建設関連調査・分析