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「夏は来ぬ」はバッタなのです

歳時記 2026.05.07

花の上にいるのはバッタの幼虫。バッタはヤブキリという種と思われます。植物は上からクサイチゴ、ハルジオンです。
真夏には成虫になったものだけになりますので、昆虫マニアにとっては花上のバッタの幼虫の姿は「夏は来ぬ」の情景なのです。子供の頃「原っぱ」と呼ばれる空き地があちこちにあり、この時期草が生え揃ってきます。そこに潜んでいるバッタの幼虫の捕獲を試みた思い出は今でもキュンとなります。

幼虫は花弁や花粉を食べに来ます。ヤブキリは雑食で成虫になると小さなバッタやセミなどが主なエサでほぼ肉食ですが、幼虫の時は草食です。花粉はタンパク質や糖質、ビタミン等をバランスよく含んだ完全栄養食品で幼虫の時には合っているようです。余談ですが花粉に含まれるタンパク質が花粉症を引き起こします。

最後に下の写真を見ますと、これは花でなくタンポポ綿毛の上にいます。綿毛の下部にある種を食べに来ているらしいです。

バッタ類は通常6回の脱皮をして翅のある成虫になります。不完全変態で蛹にはなりません。

(K.B)

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