明けましておめでとうございます。
平素より格別のご支援とご厚情を賜り、心より御礼申し上げます。

昨年2025年は、全国で度重なる大雨やゲリラ雷雨など、自然災害の激甚化・頻発化を改めて実感する一年となりました。8月初旬には北日本から西日本にかけて記録的な大雨が発生し、河川の氾濫や土砂災害、交通インフラへの被害が各地で報告されました。こうした状況は、防災・減災の重要性とともに、社会基盤を支える私たち建設コンサルタントの責任の重さを強く印象づけるものでした。
一方で、2025年はインフラ分野における技術革新が着実に前進した一年でもありました。DXの推進やBIM/CIMの活用が広がり、三次元モデルやデジタルデータを活用した調査・計画・設計、さらには維持管理段階への展開が進みつつあります。加えて、構造解析や地盤解析などの各種解析技術を通じて、より客観的かつ合理的な検討・評価を行う環境が整い、技術提案の質そのものが問われる時代へと移行していることを実感しています。
こうした技術の進展や社会の変化は、私たちにとって大きな可能性であると同時に、新たな挑戦でもあります。災害に強い社会を実現するためには、従来の知見に加え、新しい技術を積極的に取り入れ、現場に生かしていく姿勢が欠かせません。
2026年は、これまで培ってきた経験と技術力を礎に、さらなる品質向上と技術研鑽に努め、より安全で持続可能な社会基盤づくりに貢献してまいります。変化の時代だからこそ、信頼され、必要とされる存在であり続けられるよう、社員一同、力を合わせて取り組んでまいります。
本年が皆さまにとって希望と実りに満ちた一年となりますよう心よりお祈り申し上げるとともに、本年も変わらぬご支援・ご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

令和八年　元旦
株式会社クレアテック
代表取締役　大瀧　健