事務所点描2025
事務所点描 2025.08.282025.9(180)
わが社の夏季休暇は、7月から9月の間で自由に4日間取得できる制度になっていますが、今年も例年どおり8月中旬に休暇を取る社員が半数以上を占めました。猛暑に加え、お客様の多くも同時期に休暇に入られるため、自然な流れといえるかもしれません。その一方で、出社していた社員からは「電話も少なく、静かで仕事がはかどった」との声もありました。普段はなかなか時間が取れない自主研究や、気になっていた課題の整理などに取り組むには、ちょうど良い機会だったようです。ただし、周辺の飲食店もお休みのところが多く、ランチの選択肢が限られてしまったのは、少し不便だったかもしれません。
2025.8(179)
先日、毎年恒例の社内技術発表会が開催されました。今年も「発表するネタをどうするか」に頭を悩ませた社員が多かったようですが、全部で11件の発表があり、最新の解析技術やトレンドを含んだ非常にバラエティに富んだ内容となりました。DIANAやFLIPなどの活用事例、さらにはIoTやMEMSセンサーといった分野にまで広がりを見せ、技術の多様化と深まりを実感する機会となりました。発表後には各セッションで活発な質疑応答が行われ、発表者にとっては自らの技術を他者の視点から見直す良い機会となったようです。特に若手技術者にとっては、厳しい指摘や建設的なコメントが大きな刺激となり、今後の業務に向けたモチベーションの向上につながったのではないかと思います。こうした社内での情報共有や技術交流の場が、日々の実務の質を高め、技術者同士のつながりを強くしていく原動力となることを期待しています。
2025.7(178)
先日の午前中、電力供給の関係でエレベーターが約3時間ほど停止するという事態がありました。幸い午前中のうちに復旧しましたが、ちょうど通勤時間帯と重なっていたため、ほぼ全社員が事務所のある6階まで非常階段を使って上がってくることに。
当社は時差出勤制を採用しているため、8時から30分おきに「トントン…」と階段を上る足音と、「ギーッ」という非常扉の開く音が響き、そのたびに「いや~参った」「朝からこれはキツい」「今日はもう仕事にならん」など、暑さと運動不足を嘆く声が事務所にこだましました。
とはいえ、秋のスポーツ大会ではほぼ全員が走る予定ですし、ちょっとしたトレーニングにはなったのかもしれません。中には「大会までエレベーター禁止にしようか」なんて冗談を飛ばす声も。何事も前向きに捉えるのが当社の良いところです。
2025.6(177)
そろそろ健康診断の結果が返ってきています。去年より数値が改善してガッツポーズの人もいれば、相変わらず「要経過観察」とお付き合い中の人も。まだ受診前の社員は、少しでも良い結果が出るよう、ラストスパートで健康管理に励んでいます。若いうちは努力すれば何とかなるものの、年齢を重ねるとそう簡単にはいかず…こればかりは“経験値”の副作用かもしれません。そんな中、少し気が早いですが、秋のスポーツ大会の話題でひと盛り上がり。駅伝?マラソン?走ることに縁のなさそうなメンバーからの提案に、驚きと期待が入り混じっています。無理なく、まずはウォーキングから始めて、健康と笑顔を増やしていきたいところです。
2025.5(176)
月に1~2回ほど、「木曜会」と称して、放課後に有志が集まり、ざっくばらんにさまざまなテーマで語り合う場を設けています。普段の業務ではあまり会話をする機会が少ないメンバー同士の交流が主な目的ですが、業務効率化のアイデアや、セミナー・技術展の参加報告、技術的な相談のほか、日常のちょっとした出来事など、話題は何でもOKです。こうした場から新しい発想が生まれ、新規事業につながるようなことがあれば、より活性化するのでしょうが、最近は仕事のあとに雑談のために残るというのもなかなか難しくなっています。それでも、日常とは少し違うコミュニケーションの場として、少しずつでも定着してくれたらいいなと思っています。
2025.4(175)
3月から新たに中国出身の女性技術者が仲間に加わりました。彼女は母国の建築設計会社で5年ほどの実務経験を積んだ後、日本で建築学科の修士課程を修了し、日本語も堪能です。実務経験は十分にありますので、これからの活躍に大いに期待しています。
まだ日本の企業文化や習慣に慣れるのに少し時間がかかるかもしれませんが、聡明かつ明るい性格で、すでに職場に溶け込み、社内の雰囲気を明るくしてくれています。これで事務所内の女性社員は4名となり、ますます活気が増しています。男性陣も負けていられませんね。リーダーシップを発揮し、しっかりと引っ張っていけるよう努めて欲しいです。
2025.3(174)
コミュニケーションが大切な職場ですが、新型コロナ感染症が収束し、対面でのやり取りが当たり前になっているにもかかわらず、日常的な会話が少なくなってきているように感じます。せっかく仕事を通して時間を共有しているのですから、もっと活発な意見交換があっても良いはずです。しかし、最近では自己主張を避ける風潮が強いのでしょうか。そこで、対面が制限されていた時に頻繁に使われたチャットツールを見直すことにしました。現在、社内ではほとんど使われなくなっていますが、これを活用してコミュニケーションの活性化を目指す試みを始めました。議論が過度にヒートアップするのは良くないですが、技術的な課題にとどまらず、軽い話題や共通の興味、趣味を共有することで、チームの活気が生まれれば良いと考えています。ただ、飲みにケーションが得意なおじさん世代にとっては、少しハードルが高い部分もありますが…。
2025.2(173)
年末に社内でも猛威を振るったインフルエンザですが、ようやく落ち着きを見せ、皆元気に出社できるようになりました。年度末で何かと忙しい時期でもあるため、体調管理には一層気を付けて乗り切らなければなりません。
社内での予防対策としては、やはりうがいや手洗いを地道に励行し、マスクの着用が基本です。また、普段から健康管理をしっかり行い、十分な栄養と睡眠を取って免疫力を高めることが大切です。
それでもインフルエンザにかかってしまった場合は、おとなしく診察を受けて回復を待つしかありません。仕事が気になるところですが、発熱が収まってから2日間ほどは他の人にうつす可能性があるため、テレワークなどを活用するようにしています。
2025.1(172)
この年末年始、インフルエンザが大流行しました。事務所でも、仕事納めの前日から発熱や倦怠感を訴える社員が6名ほどおり、早退や休暇を取る事態となりました。今年の年末年始はカレンダー通りの9連休でしたが、幸いにも仕事始めには皆元気に出社し、安心しました。しかし、インフルエンザの感染力の強さには、コロナ以上の脅威を感じています。
社内ではインフルエンザの予防接種を推奨しており、補助金も支給していますが、実際に摂取したのは4名ほどで、筆者も未接種のままでした。これからでも遅くはないので、ワクチン接種に行こうと思います。