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神武天皇もトンボが好きだった?

歳時記 2024.10.28

今の時期、昆虫たちは冬になる前に産卵しなければならないため、恋の季節なのです。
10%くらい、成虫で越冬する種もいますが、これも秋のうち交尾を済ませなければなりません。
四方山話に使えそうな恋のシーンを取り上げました。

最初はアキアカネ。この状態はご覧になったことがある方も多いと思いますが、上の赤い方がオスです。
日本書紀によれば、神武天皇は本州の形がトンボのこの状態に似ていると言った、とあります。
どこからどのように本州を見たのでしょうか?127歳(137歳説も)まで生きた方ですから私たちが推測するのは無理ですね。

次はモンキチョウ。「キチョウとシロチョウの恋」のように見えますが、両方ともモンキチョウ。
オスは黄色ですがメスは白いのです。メスは飛翔しているとモンシロチョウと区別できません。

最後は昆虫ではないですが、ジョロウグモ。巣を張るのはメスで、オスは矢印で示した巣の端っこ(写真の上部)に居ます。
カマキリでもそうですが、オスはメスに見つかると餌と思われて食べられてしまうので、気付かれないようにそーっと近づいて交尾します。
1つの巣に複数オスがいることもあるようで、オスはメスの寄生虫みたいです。

(K.B)

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