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たこやきスト

コラム 2024.07.01

 先日、たまたま入った居酒屋の隣のテーブルで、なんとたこ焼きを焼いているではないか。たこ焼きと言えば、関西人にとっては半ば魂のようなものである。小さい頃、土曜日のお昼に学校から帰ってくると、お好み焼きかタコ焼きを焼いて、食べながら吉本新喜劇を見る、と言うのが定番であった。むろん花紀京、岡八朗、船場太郎、山田スミコの時代である。間寛平はまだ駆け出しであった。
 話をたこ焼きに戻すと、どうやらアルバイトの女の子が焼いている。「ちゃう、そうやない…」「あかん、返しが早い、焼き過ぎや!なんで竹串やねん!」と思わず口を挟みたくなる…。こうなっては注文しない訳にはいかない。「すみません、こっちにもたこ焼きお願いします! 自分で焼きます!」
 さて、運ばれてきたたこ焼きセット、まず、プレートに油をひいたら生地は溢れるくらい入れ、たこ、紅生姜、天かす、青ネギなどの具をばらまく。そう、一個一個丁寧に入れたりせずにダーっとばらまくのである。といきたいところであったが、生地も具も少ないではないか…。タコも一個あたりひとつのようだ。本来なら焼きながら具材を適当に配分するのだが、家とは勝手が違う。焼き加減を見ながら、少し焦げ目がつく頃合いでひっくり返す。ここで、プレートにはよく焼ける箇所とそうでないところがある。これを見極めてよく焼けるところを先に返し、均一に焼けるよう、うまくローテーションしなければならない。溢れた生地はきれいに丸め込んで、全てのたこ焼きがバランスよく、丸く、外はサクッと中はとろっと焼けたら出来上がり。ソース、青海苔、鰹節、マヨネーズなどが定番だが、出汁に浸けて明石焼き風にしてもうまい。やっぱり自分で焼くとうまいなぁ。今夜はタコ焼きにしようか。。。

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