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これが3000年に一度咲く花

歳時記 2021.08.02

 憂曇華(ウドンゲ)という言葉をご存じでしょうか。インドの想像上の植物で、3000年に1度花が咲き、その時に金輪王が現世に出現すると言われています。
 その名前で呼ばれる物が下記なのです。種明かしをするとクサカゲロウと言われる2㎝前後の小さなトンボの卵です。尚、赤丸は孵化した幼虫です。

 

 

 昔の家は昆虫の出入りが簡単にできましたので、家の中でこの憂曇華を見ることは珍しくはありませんでした。 3000年に1度のものに例えられたのは、完全に名前負けですが、吉兆か凶兆かの評価は地域によって変わる、という面白い評価となっています。そして、下の写真がその卵の親です。

 

 

 私はクサカゲロウという名前を聞いて、体の色のためと思っていました。ところが某図鑑に2通りの意味があり、体が「臭い」ことにも由来すると書いてありました。
 しかし私の鼻にはこのトンボは全く匂わないのです。更に調べた所、クサカゲロウの仲間の中には一部「臭い匂い」を出すものがあり、そこから来ているようです。
 英語では「green lacewing」で外見そのものズバリのしゃれたネーミングです。

(K.B)

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