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アカスジキンカメムシ

歳時記 2020.05.28

写真上と下は同じ昆虫の幼虫と成虫です。

アカスジキンカメムシという名で大きさは2㎝くらい。
日本にいる最も美しいカメムシとして、昆虫マニアには人気のある種類です。

上が幼虫で下が成虫です。幼虫は成長とともに姿を変えていきますが、写真が5齢幼虫で幼虫としては最終形です。
この姿で越冬、春には脱皮してこの黒地に白い線から下の緑色の地に赤い線の成虫に変身するのです。

昆虫にはチョウのように蛹を介する完全変態と、この種のように蛹を介さない不完全変態があります。
蛹からチョウが羽化するのも神秘的ですが、文字通り「一皮むいて」全く姿を変えるのもドラマチックです。 まるで、仮面ライダーの「変身!」です。

成虫はこの写真では脱皮直後のため線がピンク色ですが、このアクセントラインが名前の通り日に日に赤くなってきます。

カメムシといえば臭い匂いを出すことで有名ですが、これは殆どありません。姿だけでなく匂いも上品なのです。

(K.B)

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