NEWS / BLOG NEWS・ブログ

戻る

体温計

技術屋のひとり言 2020.05.08

 毎朝体温を測っている。体温計と言えば昔は水銀計だったが今は電子体温計が主流だ。ほかにも最近テレビでよく見かけるおでこにあてて測る非接触式や耳式体温計がある。これらは赤外線式だが、一瞬で体温を測れるので便利だ。もうかなり昔になるが耳式体温計を購入して試したことがある。体温計にしては高かった記憶があるが、測ってみると耳の穴が小さいのか耳垢が邪魔しているのかうまく測れずに結局使わなくなってしまった。

 最近よく使われているのが電子予測式というやつだ。これだと予測体温が数十秒で測れる。この予測方法も進化しているようで、昔の電子体温計の説明書を見ると温度変化が16秒で0.04度以下となったとき平衡体温とみなす、とあるがこれだと数分はかかる。最近の電子体温計は膨大な収集データをもとにした予測検温アルゴリズムを使用して検温開始からの温度の上がり方によって約 30 秒で約 10 分後の体温を予測するようになっているものがほとんどだ。誤差は±0.1度と書いてあるが測るたびに違うような気もする。数十秒で測れるので体温が高めに表示されるとそんなはずはないと納得がいくまで何度も繰り返して測るので最後にはどれが正しいのかわからなくなってしまう。そんなことをやっているからそのうち電池がなくなってしまった。

 先日、体温計の電池を買いに100均やスーパー、コンビニなど探し回ったがどこにも売っていない。LR41というやつだ。思わぬところに需要が生まれるものである。念のため水銀体温計を1本くらい買っておこうかと思っている。

(た)

構造物・地盤解析サービス

建設関連調査・分析